LANEY AORシリーズのPRO TUBE のやや問題の有るギターアンプです。 問題は３つあるプリアンプ部のVOLで一番左に有るファーストVOLのPULL時に光るパイロットランプが光りません。 ノブも2段がカチッと音がするわけでは無いのですが、弾くとノブが前に出て来て、クリーンからオーバードライブに変わります。 機能的には問題は有りません。ここら辺が古いものならではです。 AORはアダルト・オリエンテッド～ではなくてアドヴァンスド・オーヴァードライヴ・レスポンスらしいです。 LANEY AOR ProTube30　30W JCM800のクローンとして知られている機種です。 プリ管（12AX7）が4本なので歪もOKです（JCM800は3本）。パワー管はEL34が2本です。EQツマミを引くとブースト可能です。 当時としては先進的なオーヴァードライヴサウンドを目指したということですかね？ USEDなのでキズ、汚れ、サビ、埃などはある１２インチのスピーカー搭載モデルです。 昔のLANEYのアンプでヘッドタイプのものが「プアマンズプレキシ」だか「プアマンズマーシャル」と呼ばれてました。 背面からラインアウトで出力できるものだったので当時のアンプの仕様としては珍しかったと思います。 （プリアンプ段からのライン出力かパワーアンプ後段からのライン出力かはわかりませんが。また今のアンプのように０Wにするようなことは出来ませんのでラインアウトにケーブルを繋いでもスピーカーからも音が出る仕様です。） 写真で確認して頂ければわかる通りvolumeは1～3まであり、mastervolumeが別にあります。この3種類のプリ用のボリュームでクリーンからハイゲインに好みの音に。ボリュームをpullして、ブースト出来ます。 また、equalizer high・middle・baseにもpull機能が有り、より強く表現できます。 volumeを動かす時、軽くサーと音が出ますが、出力特有のノイズです。レベルを決めれば無くなり、演奏には全く問題ありません。 なので、ガリ無し、ノイズ無しで、動作は正常です。 かなり面白いアンプで、手放す予定はなかったのですが、場所は無くなりました。 よろしくお願いいたします。